今月ご紹介する一点は、輪島塗師屋・大﨑庄右ヱ門さんの卓上膳。
写真の品はベージュです。(漆の世界では、白色といいます。)定番色は、古典的な漆色(黒・うるみ)でしたが、あるお客様の要望でこのベージュを定番色に加えたとのこと。
洋食器を使う機会が多くなっているからこそ好まれる色合いだと思います。
さて、この卓上膳、澄ました表情で上品な風合いですが、少々手荒に扱っても気にならないくらい、丈夫なな仕上がりになっています。 お膳の木地にスラブ綿をかけ、その上から何層もの透明感ある日本産漆で仕上げているからです。
お膳は毎日のように使い、色々な食器をのせるので傷つくのはあたりまえ。でも、布目の凹凸があるので、その細かい傷が全く気になりません。それから、中国産の漆よりも日本産の漆は透明感があるので、年月とともに微妙ですが、上品な風合いに変化していきます。布目の凹凸に漆独自の陰影が加わると一層愛着がわいてくる品です。
★お知らせ 輪島の塗師屋・大﨑庄右ヱ門さん、東京ドームにて開催の「テーブルウェアフェスティバル 2017」に出店中。
<2/6(月)まで> 輪島に行かずとも東京で大﨑庄右ヱ門さんの漆器をまとめてみことができるのは、この機会のみ。写真の卓上膳も手に取ってみることができます。
★商品名 「スラブ綿布目卓上膳」(白) ¥21,000-(税込)
※ 「日本のうるし」お貸出しサービス対象漆器 お問い合わせ info@j-urushi.com