2017年3月 摘み重

2017年3月1日

 

まだ北風が冷たい日もありますが、春の気配がここそこに。桜開花の話題もそろそろですね。

 

さて、今月ご紹介する漆器は、輪島の塗師・吉田宏之さん(吉田漆器工房の4代目)の「摘み重」です。

吉田さんは、故・角偉三郎氏の器の上塗りを任されていた上塗り専門の塗師さんです。「摘み重」のよう花塗りの漆器は、刷毛目の跡がうっすらと見えます。この跡が、塗る人によって野暮ったい感じに見えることもありますが、吉田さんの刷毛目はいやなところが一つもありません。さすが上塗り専門の塗師さんというところです。吉田さんの刷毛目は、漆器にやさしい表情を与えててくれているので、テーブルに置くとそのあたりをなんとなく温かみあるほんわかとした雰囲気にしてくれます。

 

そして、和洋スタイル問わず、この「摘み重」の形・色合いはテーブルを華やかにしてくれます。
写真は、和菓子と紅茶のティータイムをイメージしたものですが、3種類のお菓子をそれぞれの段に用意します。
季節感ある和菓子を選べば、蓋を開けた時に「わーつ」とお客様に楽しんでもらえること間違いなしです。 ティータイムだけでなく、少人数のお酒の席では、肴の器として丁度よいサイズです。

 

 

★商品名 「摘み重」  ¥63,000-(税別) <吉田漆器工房>

※サイズ 径12cm 高さ(3段)14cm

※ 「日本のうるし」お貸出しサービス対象漆器   お問い合わせ info@j-urushi.com

問い合わせ当サイトの運営について